(サンケイスポーツ2008年2月16日版(第16064号)紙面より)


〜以下本文より抜粋〜
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丸の内龍太郎さんの『馬券会計学』という本を読んだ。
ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者、
山田真哉さんが、
友人としてこんな帯を書いている。
「彼は競馬で食べています。会計士ですけど」
こういうのを読みたくなっちゃうんだよね。
『馬券会計学』に書いてあることは、煎じ詰めれば、
「控除率25%の壁を破って、回収率をプラスに持ってゆくためには、
新馬戦・未勝利戦だけに狙いをしぼるしかない」というものだ。
丸の内さんは、それを実践して、この5年間の回収率は、
すべて100%を超えているそうだ。
おみごと。
ぼくの経験でも、一時期、新馬2戦目を中心に買っていた頃が、
ほとんど損をしていなかった唯一の時期だった。
「まことにその通り」と頷きながら、
「でも、新馬戦と未勝利戦しか馬券を買えないぐらいだったら、
競馬はやれません」
と呟いた。
そもそも会計士になれるほど、自分に厳しい人間じゃないと、
その必勝法は無理ですから。
バレンタインS。
『馬券会計学』的に買ってはいけないレースかもしれないが、
・・・(後略)